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   テーマ 120 部下の育成にあたっては、部下の感情を理解した上で、
         合理的で的確な施策を講じる
         

■武田信玄に学ぶ部下に対し持つべき心得

渡部昇一氏著の「名将言行録を読む」の中に
下記のような記述があります。

---------
「信玄は戦に勝って他国の土地を取っても、
それを自分の家来に知行として与えることはしませんでした。

知行としては甲州や信州で民もあり
地の肥えたところをやって、

新しく得た土地には郡代を設けて、
税金を安くし、民を安心させました。」

これには3つの理由があります。

1つには、長く戦場になったところだから耕し手も足りず、
五穀も実らないだろうから、まず百姓を恵んで耕作を
楽しむようにしなくてはいけない。

2つには、位の高くない者にわずかな
痩せた土地を与えたところで、妻子を養うことも、
武具の準備もできない。

3つには、人情として民はみんな昔はよかったと思うものだから、
そんなところに新しい領主がやってくれば、たとえ利害損得が
同じでも昔より悪くなったと思われるのがオチである。
ましてや高い税金でも取ったら非常に恨まれることになる。

そう考えて、他国を取ったら郡代を置いて税金を安くしたわけです。
その結果、信玄一代の間に手に入れた国の民は
決して背くことがなかったというのです。

信玄は人情というものを非常によく汲み取った
統治を行っていたわけです。
---------

古い曲ですが、1961年(昭和36年)に作られた
「武田節」一節に

「人は石垣 人は城 情けは味方 仇は敵」とあります。

「情けは味方」というのは、人に対する暖かい気持ちや思いやり、
愛情の重要性を言っており、

「仇は敵」というのは、恨みを買うような行動はしない
というような意味合いとなるかと思います。

「城が人を守るのではなく、人が城を守るのだ」
ともいわれることもあるように、

信玄は人というものをよく知り、
国づくりを行ったことが分かります。

実際、信玄の息子の武田勝頼は
韮崎に新府城を築いて滅びております。

信玄の言動をみると、
今も昔も人を使うときに持つべき心得というのは、
基本的に変わっていないことが分かります。

部下をうまく利用しているつもりでも、
上司の心は部下の方ですぐ分かります。

大切なことは、信玄のように、人の感情を理解した上で、
情に流されることなく、だれもが納得のいく
合理的で的確な施策を講じるということです。

本やネットで成功事例として紹介された施策を、
そのまま自分の部下に適用してもなかなかうまくいきません。

自分の部下の状況、性格、強み、希望などを
よく把握した上で、施策を講じることが必要です。

■部下とのコミュニケーションにおける頻度と内容について  

1968年アメリカの心理学者ロバート・ザイアンス
によって提唱されたものに

「単純接触効果(ザイアンスの効果)」というものがあります。

--------
ザイアンスの効果とは、ある刺激に触れれば触れるほど、
それを好きになっていく現象のことをいいます。

ただ,接触頻度が高ければ高いほどその刺激が
好きになるかといえば、必ずしもそうではなく、

刺激への好意的判断は刺激のもつ不確定性
(予期できない要素の度合い)が

最適な水準にあるときに最大になります。

刺激への反復接触によって概念が形成され、
不確定性は減じられていくと好意度は上昇していきますが、

しかし、いくら好きな曲でも聞きすぎると
飽きて嫌いになってしまうように、

最適水準を超えると逆に好意度は低下していきます。
「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」ということになります。
--------

部下の方とのコミュニケーションは、
基本的には目標達成のためのコミュニケーションであります。

部下の方とのコミュニケーションは、
実務的には進捗管理時の部下の方の仕事の状況確認や

育成のための指導、助言、
モチベーションアップのための的確な声がけ、

さらには何か新しい付加価値を付けることが
できないかの部下の方との協議の場ともなります。

部下の方に仕事を与え、途中何も接触をせず、
部下の方が仕事を完了し、上司である自分に仕事を

持ってきたときに文句を言ってダメ出しをするというのでは、
部下の方のモチベーションを下げ、能力育成にもならず、

仕事に新しい付加価値をつけるということもできません。

部下の方とは、内容や頻度を考え、
意識的、計画的にコミュニケーションをとることが必要となります。

月、週、毎日など頻度をあらかじめ決めて、
そのときの取るべきコミュニケーションの内容も
あらかじめ決めておくことが重要です。

部下の方の育成内容は、部下の方の考え、希望をよく把握した
納得感のある合理的、的確なものとするとともに、

その実行にあたっても部下の方の主体性を尊重しつつ進めることが必要です。